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大本山永平寺

大本山永平寺の歴史
門永平寺は、いまから約750余年前の鎌倉時代(1246年)に道元禅師によって開かれた寺。三方を山に囲まれた深山幽谷に、約10万坪(33万平方メートル)の寺域と、「七堂伽藍=山門、仏殿、法堂、僧堂、庫院、浴室、東司」を含め70余棟の諸堂が建立されています。
道元は1200年京都に生まれました。3歳で父を8歳で母を失い、世の無常を感じて13歳の春、比叡山に出家。24歳で中国に渡り佛法を学びました。4年間の修行の末、28歳で帰朝。京都の寺に身を置きましたが、中国で道元に法を説いた如浄禅師の「中央権力に近づかず深山幽谷にこもって法を説け」という言葉にしたがって47歳の時に越前の国へ。現在の場所に1244年に大佛寺を建立。2年後の1246年に永平寺と名を改めました。
厳しい作法
ご存知のように、永平寺は年間100万人を超える人々で賑わう観光名所として知られていますが、永平寺の山門には「永平寺」ではなく「曹洞宗第一道場」という文字が掲げられています。つまり、永平寺は僧侶たちの修行道場なのです。道元禅師は、中国で佛法を学んだ折に“人間はもともと仏である”と教えられました。しかし、仏である人間がなぜ悟りを求めるのか?という疑問を抱き、道元は「修行している姿そのものが仏なのである」という根本を見出しました。この根本をもとに、帰朝後座禅はもちろん、洗面・食事・入浴など日常生活の行動の全てに対して事細かに「作法」を定め修行の心構えを説きました。永平寺では750年以上の経った今も朝3時30分の起床から夜9時の就寝まで、道元の説いた厳しい作法に従って修行が行われています。
永平寺の台所「大庫院」
典座が味をみる永平寺には、毎日食事ばかりを専門に作っている「典座(てんぞ)」と呼ばれる風変わりな修行僧たちがいます。実は、これが永平寺の大きな特色のひとつ。道元禅師は食事を作ることも極めて大切な修行だと考え、典座職そのものを非常に高く位置付けています。その食事を作っている場所が「大庫院(だいくいん)」。いわば永平寺の台所で、修行僧たちが食べる三度の食事を作っています。現在の建物は、昭和5年に改築されたもので、地下1階地上4階、延べ750余坪という豪壮な建築で、修行僧たちの食事を作る厨房と、来客を接待する瑞雲閣、参籠者(体験修行)の食事を作る小庫院(しょうくいん)などが設けられています。

大庫院の入り口 大庫院厨房内 味噌
入り口に掲げられた表板。
大庫院は一般非公開の聖域のひとつ。
修行僧の食事が作られる大庫院厨房。衛生管理上、近代的調理設備が整えられている。 米五が納めさせていただいた自然熟成のお味噌。味噌は擂り味噌。

永平寺の食事
永平寺では食事も修行。特に、食べることについて厳格な作法が定められています。メニューは、朝食は粥と香菜(大根のお漬物)と胡麻塩だけ。昼食(中食=ちゅうじき)は麦飯、お味噌汁、香菜、別菜(煮物)で、夕食(薬石=やくせき)は昼食にさらに1〜2品の精進メニューが加わります。お味噌汁は、毎日昼食と夕食の2回出されます。肉も魚も口にしない修行僧たちにとって、お味噌汁は蛋白質がとれる重要な栄養源なのです。また、参籠者(体験修行)に対してもほぼ同じ夕食・朝食が共されます。

味噌を溶く 味噌桶 薬石
昼食(中食)の味噌汁づくり。煮たった鍋に味噌が加えられる。 お味噌汁を入れる木桶。この木桶で食事をする僧堂へ運ばれる。 修行僧たちが食べる薬石(夕食)と器。時々は果実も出される。

永平寺の味噌蔵
かって永平寺には味噌蔵があり味噌を仕込んでいました。その折には、米五の味噌職人が永平寺に出向いて仕込み技術などをご指導をさせていただいておりました。しかし、味噌は温度管理が難しいため現在では設備の整った米五の味噌蔵で仕込んで熟成し、永平寺へお納めするようになりました。年間何回かの仕込み日には永平寺から典座を司る典座老師様が必ず足を運ばれお立ち合いになられます。
御用達味噌「蔵」
御用達看板 永平寺の味噌蔵に代わって仕込んだお味噌は、門外不出として全て永平寺へお納めしますが、その永平寺へお納めする御用達味噌と全く同じレシピで仕込んだ味噌が「蔵味噌」。厳選した大豆・米・天日塩だけを使って丹念に仕込み自然熟成させた、米五だけが作ることを許された珠玉の味噌です。
蔵味噌
写真は、2002年4月典座老師の許可を得て撮影しました。
 
大本山永平寺御用達  株式会社 米五
〒910-0019 福井県福井市春山2丁目15-26
TEL:0776-24-0081  FAX:0776-22-0740  E-Mail:komego@misoya.com
米五のみそ店長:多田和博